山の守酒造場について

麦焼酎発祥の地 長崎・壱岐

九州本土からおよそ25km、玄界灘に浮かぶ壱岐は、古くから日本とアジア大陸を結ぶ要塞の地であり、歴史も深く、弥生・古墳時代の遺跡も数多く残っています。また、長崎で2番目に大きな穀倉地帯があり、麦を原料に大陸から伝わった蒸留酒の製法を活かし造られた麦焼酎発祥の地としても知られています。
平成7年には世界貿易機関(WTO)によって地理的表示の産地指定を受けた「壱岐焼酎」はバーボンやシャンパーニュと同様に地名を名乗ることを許された数少ないお酒の中の一つです。

壱岐で最も古くから続く
山の守酒造場

江戸時代、壱岐を支配していた平戸藩に年貢として取りたてられていた米に替わって島民は麦を常食とし、余ったもので焼酎を作るようになったことが壱岐焼酎の始まりでした。
初期には許されていた自家醸造が明治31年には免許制となり、その翌年の明治32年(1889年)に山の守酒造場は創業を開始しました。
壱岐のなかで最も歴史のある蔵元であり、その昔ながらの味と手法は、現在も変わらずに守られ続けています。

時代を越えて好まれる昔ながらの味

時代の流れとともに耐久性のある琺瑯(ほうろう)タンクやステンレスタンクで貯蔵熟成させる酒造が多いなか、山の守酒造場では昔ながらの手法である常圧蒸留・甕仕込みにこだわっています。
看板商品である「山乃守」は、平成24年度福岡国税局 酒類鑑評会 本格焼酎の部に於いて2年連続で「金賞」を受賞しました。深くまろやかな中にもクセのある山の守独自の味わいは、麦焼酎ではどこか物足りない…、と感じる方にも好んでいただける逸品です。

記事URLをコピーしました